【書籍レビュー】ハリー・ポッターと呪いの子【絶対読むべき!】

書籍

今更読み終えましたので概要と、ネタバレにならない範囲での簡単なあらすじ、良かった点、悪かった点を紹介していきたいと思います。これから読むかどうか迷っている方、参考になりましたら幸いです。

概要

『ハリーポッターと呪いの子』は、イギリスで舞台として初公開されました。この書籍は、その舞台の脚本となります。まず第1作目から第7作目(以降「原作」とします。)のように小説形式の書籍ではありませんので注意が必要です。しかしだからと言って、物語の面白さが損なわれるわけではなく、より情景をイメージしやすくなっていますので、そのあたりの不安は不要です。

2022年夏にはTBS赤坂ACTシアターにて日本人キャストによる公開も予定されており、その予習としても楽しめると思います。

なお私が読んだのは、先行して発売されたすでに絶版となっている特別リハーサル版で、現在新品で買えるのは、以下の愛蔵版だけのようです。電子書籍版もあるので、お好みのほうをどうぞ。



あらすじ

第7作『ハリー・ポッターと死の秘宝』から19年後の話です。ハリー・ポッターの次男であるアルバス・セブルス・ポッターとドラコ・マルフォイの息子であるスコーピウス・マルフォイが、逆転時計(タイムターナー)を用いて、第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』でヴォルデモートに殺害されたセドリック・ディゴリーを救いに行く物語です。過去を少し変えるだけでも未来には多大な影響を及ぼしてしまうので、簡単にはいきません。その中で、各個人が成長していく物語となっています。

良かった点

スピンオフではなく第8作目

原作終了後によくあるスピンオフのような物語ではなく、そのまま続きの19年後の世界になっています。主人公はアルバスとスコーピウスではありますが、ハリーやロン、ハーマイオニーも出てきますし、物語として、原作との整合もちゃんと取れているように感じます。

懐かしさを感じられるフレーズも多々あり、もう一回すべて読みなおそうかなと考えています。

親子の絆や友情を感じられる

ハリーとアルバスの親子の絆や、アルバスとスコーピウスの友情、ルシウスから解放され成長したドラコや、頑固なままのハリー(笑)など、19年という歳月がたち、成長したところ、成長していないところ、物語中に成長していくところなど、原作のイメージをそのまま引き継いだような仕上がりになっています。

タイムトラベルという題材

魔法というSF要素の中に、さらにタイムトラベルというSF要素を組み合わせ、より楽しめる・想像力を掻き立てられる展開になっていました。逆転時計は初出の魔法具ではありませんが、過去を変えると当然未来も変わるので、元の世界線で生きていた人が死んでいたり、逆に死んでいた人が生きていたりすることになります。後者が誰かはネタバレになるので書きませんが、この本を読んで一番興奮したところです。

悪かった点

この本単体では楽しめない

良かった点の裏返しですが、「第1作から第7作までを読んでいない・観ていないのですが、楽しめますか?」という質問には、残念ながら楽しめませんと返す以外ありません。楽しめないというか、読んでからの方が100倍楽しめます。

おすすめは映画版→小説版→呪いの子の順番で読むことです。まず映画版を見て、登場人物のイメージと流れをつかみましょう。その後、小説版で映画版ではわからなかったところや詳細の確認をします。順に観る→読むを繰り返し、すべて読み終わったら、呪いの子を読みましょう。

映画版はDVDセットが出ています。まずこれを観ましょう。


書籍版はこれです。昔懐かしのハードカバーのものが記憶にあると思いますが、やはり持ち歩きやすい文庫版がおすすめです。


この2つを買えば、2,3か月はおうち時間に困らなくてよくなるはずです!

登場人物が多くてわかりにくい

原作でもそうでしたが、やはり登場人物が多く、読んでいる途中で混乱します。この人は生徒だっけ?先生だっけ?男?女?などです。その都度ページをさかのぼって確認するのはしんどいので、家系図・相関図を用意しておきましょう。さらに今回はタイムトラベル要素も含まれるので、正確に把握していないとますます混乱します。

タイトルに「呪いの子」とあるように、物語を読み終えると判明する本当の家系図はかなりのネタバレを含むので、物語の序盤だけでわかる情報のみで作成しました。以下参考にしてください。なお脚本だけ読んでも性別がわからなかった人は海外の舞台のホームページのキャストの性別を調べました。

『ハリー・ポッターと呪いの子』家系図

誤訳が気になる

例えば『魔法省が手入れして』という文章があるのですが、意味がいまいちよくわかりません。おそらくこの”手入れ”の元文章は”care”だと思われるのですが、”注意する”、”管理する”というような意味合いの方があっています。日本語として意味が良くわからない表現も少なからずあったので、英語が読める方や、日本語版を読んでよくわからない文章が出てきた方は、英語版を読んでみるのもよいと思います。


まとめ

話は非常に面白く、ハリー・ポッターをリアルタイムで読んでいた10数年前を思い出せました。読み終わって、とてもすっきりした気持ちになれました。シリーズを読んでいた方は絶対読むべきですし、読んでいない方も最初から読むべき価値のある本です。お子さんへのプレゼントにもぴったりだと思います。

日本でも2022年夏に舞台版が公開とのことで、日本人キャストであるところに若干の不安は感じますが、おそらく舞台ならではの演出があるはずで、魔法などどうやって表現するのか今から楽しみにしています。映画版も現在のところ予定はされていないようですが、期待がかかります。

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